リフォームとの違いも合わせて徹底解説!
リフォームとリノベーションの違い
リフォームとリノベーションではもともとの目的が異なるため、選ぶ際には注意が必要です。ここでは、リフォームとリノベーションについて改めて解説していきます。
1-1.リフォームとは?
リフォームとは、原状回復のための工事です。フローリングや壁紙の貼り替え、キッチンやお風呂の交換といった室内・設備を新築当時の機能に戻すなど、原状回復という意味で使われる言葉です。そのため、「マイナスの状態のものに対して機能回復工事を行うだけ」とイメージしていただくと分かりやすいです。リフォームは機器や部品などの交換だけなので、検討の際は営業職が担当するのがほとんどです。
1-2.リノベーションとは?
リノベーションとは、空間をカスタマイズするデザイン設計工事です。玄関の広さや個室の数など求める暮らしに合わせた間取りやデザインにカスタマイズする、空間をつくり変えるという意味で使われる言葉です。「空間自体をより使いやすく、デザイン性のある設計工事を行う」のがリノベーションです。リノベーションは家を設計し直すため、検討の際は設計専門職が担当します。
リフォームとリノベーションの特徴と選び方
リフォームとリノベーションの特徴を解説します。どちらを選べばいいかわからないという方は、両方の特徴を参考にしてください。
2-1.リフォームのメリットとデメリット
リフォームのメリットは以下の通りです。
・部分的に新しいものに変えられる
・費用を抑えられる(キッチン交換は80万円から150万円程度)
・工事期間が短く・規模が小さい(工事期間は長くて10日程度)
キッチンやお風呂の水回り、フローリングなど部分的に新しいものにアップデートできるのがリフォームの大きなメリットです。費用を抑えて短期間で部分的なアップデートができる手段といえます。一方で、以下のデメリットがあります。
・空間のデザイン性や一体感がなくなる
・暮らしやすさや変化へのインパクトが小さい
間取りの修正はできず部分的な工事になるため、空間において大きな変化は実感しにくいです。また空間のデザイン性や一体感を生み出す難易度は高くなってしまいます。より自分好みの住まいを追求するには、少々物足りなさを感じてしまいます。
2-2.リノベーションのメリットとデメリット
リノベーションのメリットは以下の通りです。
・暮らしやすさや変化を実感しやすい
・デザイン性を追求できる
リノベーションは暮らしやすさとこだわりのある空間づくりを楽しむことができるのがポイントです。毎日過ごすお住まいをより自分好みにつくり変えることができる手段といえます。対して、以下のデメリットがあります。
・こだわりが強くなるにつれて、費用がかかる(数万円から数千万円ほど)
・デザインの打ち合わせに時間が必要(設計・工事で5〜6ヶ月程度)
・場合により、仮住まいが必要になる
リフォームと比較すると総予算が高くなるケースも考えられます。自分好みのデザインを求めるには検討事項も多く、打ち合わせ期間も長くなります。さらに、リノベーション中は家の中に入ることができないため、一時的な拠点を作る必要も出てきます。
リフォームとリノベーションを選ぶコツ
リフォームとリノベーションは住宅の状況によって、選び方が変わります。ここでは、リフォームとリノベーションの選び方を解説していきます。
3-1.こんな人にはリフォームがおすすめ
以下の方にはリフォームがおすすめです。
・費用や時間を多くかけられない方
・デザイン性よりも住宅や設備の原状回復のみ求める方
間取りの変更やデザイン性をそこまで求めていない方であれば、住宅の老朽化や設備の故障・不調を回復するリフォームで問題ないでしょう。
3-2.こんな人にはリノベーションがおすすめ
以下の方にはリノベーションがおすすめです。
・時間や費用に余裕がある方
・自分好みの間取りや空間全体にデザイン性や一体感を求める方
時間と費用をかけて、間取りやデザインを一新したい方には、まさにリノベーションがおすすめといえます。ただし、リノベーションには大きな間取りの変更も要する場合があるため、住宅の耐久性が必要です。一定以上の水準を満たしているかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
まとめ
近年では、中古マンションや中古戸建を購入する方が増えてきた中で、「リフォーム」や「リノベーション」を同時に検討している方も多いと思います。どちらも住まいをより暮らしやすくする手段ですが、時間や費用が大きく異なるため、何をどこまで求めるか明確にして選びましょう。 私たち「相本建設合同会社」では、お客さまに寄り添い、自社施工のもと、ご満足いただけるリフォームを行なっております。お困りのこと、不安をお持ちの方はどんなことでもお気軽にご相談ください。